猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

野の花を見よ

去年、念願のトラディスカンチアが手に入った。 蔓性植物で育てやすく、春に可愛らしい花をつけるらしい。 葉がところどころラベンダー色に染まっているところが、なんとも和やかな空気感を作り出してくれる。 植物は偉大だ。そんなことを思う。 植物はたく…

抱負と柵(しがらみ)

11月、冬の「ふ」の字もないうちに 決めておいた 全てに当てはまり 全てをあらわし 全ての意味になる 季節のよろしいときは 多少ガツガツして 季節の厳しい折には 多少静かに暮らす 誰とも同じでない時を 誰とも比べることなく 過ごすのである せきとめるも…

孤独あれこれそれぞれ

あくまでも自論なのだが、真の孤独は言葉にできないと信じている。 何かしらの単語で表現できるうちは、大丈夫だと。 ただし、リミッターはそれぞれだから、当てはまるからと言って気づかないふりをするのも、あまり体によろしくないような気がするが… それ…

年末

ありがたいことに、穏やかな天候が続いている。 病み上がりには嬉しい限り。 このタイミングでいくつか代わりのきかない用事が発生し、しっかり歩き回れるようになってよかったなとしみじみする。 まだ一度に多くのものを持ち帰るのは疲れるので、用事のつい…

蜜柑に惹かれる詩人さん

猫街の夜明けが、ずいぶん遅くなってきた。 もう冬そのものなので、遅く帰ってきて鍵穴に(正確には冬の欠片に)話しかけていても見咎められることはない。 ありがたい これ以上、「寒くなった!」と言われても、何も対処できないから困る。 そういえば、駅…

ねじチョコ

この投稿をInstagramで見る NEJI CHOCO LABORATORY(@nejichoco_lab)がシェアした投稿 友人と出かけた先で見かけたような気がするのだが、購入した記憶が抜け落ちている(汗)。家族へのお土産にしたのかどうかも定かではない。 それはともかくとして、…

詩人さんの身支度とイヤホン事情

冬は、それなりに楽だ。 翌日に大した予定がなければ、ルームウエアに近い服で寝む。完全にパジャマなのは、秋口ぐらいだろうか。 入浴を済ませれば、もう寝るばかり。 深夜の非常事態という可能性を考えて、そのパジャマも“何か羽織れば外出できる”くらいの…

詩人さんと音楽とラジオ

猫街ラジオから、律儀に「空落ち予報」が流れる ほんの欠片ほどしか降りはしないし 星が終わってしまうわけでもないから、 ただ少しだけ いつもより頑丈な傘で出かけるか ただ少しだけ 買い物の予定を早めるか それだけのことだ 今夜はシチューが残っている…

2024年のこと。

もう決めている。 単刀直入に説明できるように。 決め過ぎて心や体が縛られないように。 計画的にしておいてもいいし、 流動的にしておいてもいい。 筆者の場合、決め過ぎず流れ過ぎず。 これも一人一人、いい塩梅やさじ加減といったものがあって、誰かに教…

2023年のこと。

メインのXのほうで呟いたように、今年最もよく聴いた曲は「熟睡のための音楽」だった。 日常が停滞というか渋滞というか。 疲れすぎて眠れない日も、正直ないわけではなかった。ラジオを聴きながら眠ることもあるにはあったのだが。 そんな折、音楽配信サー…

Tさん

著名人(と呼んでいいと思うのだが)の方から、SNS(詩人名義のほう)をフォローされた。 Tさん。J-WAVEの深夜番組でそのお声を聴くことができる。そして、筆者はその番組のファンの一人である。 ライブを聴きに行ったことのあるアーティストの方がたまたま…

師走のある日

その理由は、ほとんど誰にも話してないし、SNSにあげてもいない。 が。 わけあって、土曜の午後は特にタイトな時間割となっている^^; なかなか週末のイベントごとと縁遠くなりつつあるが、配信なら何とか参加できている。 先日、推しさんがアンバサダーとな…

さわらず捨てるもの

慌てず騒がずさわらず開かず。 不思議な雰囲気の、心当たりのない便りが届く。 俗に「迷惑メール」と呼ばれているものだ。 昼夜を問わず(寝ている時間帯も届いていた)送られてくるので、初めのうちはギョッとした。 覚えのないSMSも頻度は多くないが届く。…

詩人さんと乾燥野菜

食器棚の上に手が届かない。 拭き掃除をしたいのだが、踏み台を倉庫から持ってくるのも億劫だ。 そこで、小さなモップをそーっと浮かせて、ゆっくり埃をかき集めた。 かさり。 不穏な音とともに、何かが落ちてきた。 びっくりしたはずみで魔法が解け、モップ…

叶いごと

その存在を知って、挑戦してみたくなった。 くる日もくる日も入荷情報を探しては落胆する日々だった。 花を咲かせるのは得意ではないため、それほど開花時期を気にせずにいられる蔓性植物には目がない。そんなわけで、万年初心者の域にとどまって久しい。 あ…

大移動する詩人さん

花を咲かせるのは、多分あまり向いてないらしい。 それはそうだ。冬のかけらに触れても(冷たさを感じはするが)平然としているくらいだ。 植物には寒すぎるのだろう。 「年中花を楽しめます」というポップに惹かれ迎え入れた小さな鉢は、一晩で全ての蕾が落…

冬ごしらえ-2

11月中に年末年始の買い物(衣類以外)も、済ませてしまおう。 そう決めて、ちょっとだけ背伸びした。冬ごしらえには気合だって必要なのだ。 まずは、掃除機の役目を果たさなくなってしまったブツ(!)を粗大ゴミの日に搬出し、買い替えることにした。 ベラ…

ものぐささんの終活-2

住む人がいなくなると、家はたちまち死に急ぐ。 空気が動かないままになるので、傷み具合が何倍速にもなるのだ。 話には聞いていたが、実家もまさにそういった状態に陥った。しかも、やたらと物が多い。捨てられない人たちだったな、とため息が出る。 片付け…

雲合わせの夕刻

猫街区域は夜のはじめまで空落ちにご注意くださいその後は雲合わせのできる気象条件となるでしょう 立ち上げたままの音声アプリが 風変わりな天気予報を告げる 雲予報士による特別予報で 素敵な音楽の 音符と音符の間に隠されるように流されるものだから 知…

珈琲豆の知らせ-2

執筆に専念しているうちに、すっかり冬景色となった。 もうしばらくすると、出歩くのに少々難儀するようになる。その前に、もう少し珈琲豆を買い足しておくか。 3日ほど前、猫店主から「詩人さん、新しい豆が入荷しましたよ」とお誘いがあったばかり。あまり…

SNS事情あれこれ-2

X(旧Twitter)は、Instagramよりもっと気まぐれに投稿している。 推しごと的なことは、Xの予約機能を使わず手動でスレッドを投稿。当ブログの更新通知は、予約機能を使っている(推しごとブログのみ連携中)。 最近、スレッド投稿が奇妙なアカウントにRPさ…

SNS事情あれこれ-1

インスタグラムの更新は、かなり気まぐれだ。 平気で数ヶ月ほったらかすこともあれば、興が乗って連投することもある。 ストーリーズも使ったり使わなかったり。 自分の何かを宣伝したり、広く誰かとつながりたいわけでもないので、まあこんなところだろう …

手入れがしやすく、価格が手頃。 なんと言っても歩きやすい。冠婚葬祭にはそぐわないかもしれないが、そんなわけでスニーカーや準ずる靴を履くことが多い。 去年は、いつも以上に歩き回っていたものだから「靴ってすり減るのだな」と妙に感心していたもので…

チーム「自分」

まもなく、龍の年がくる。 チームが大切になるとも言われているのだが、特に何かのチームを作っているかと問われると、たちまちしどろもどろになる筆者である^^; 推しごとを除けば家族とのグループラインくらいか? だが、こうも考えることができる。 自分自…

ものぐささんの終活-1

ある時期、集中的に実家の片付けをしていた。 すでにほとんどのものを手放した。ややこしいことはさておき、お陰様で法律的なあれやらこれやらも、なんとか進行中である。 これからは少し早いが自分の終活にシフトしていけばいいのだが… うん、さっぱり進ま…

珈琲豆の知らせ-1

「髪、切りました?」 挨拶もそこそこに、店主が問う。 久しぶりに自分でやってみたんだ、と答える。 珈琲豆を詰めながら 「詩人さん、器用でいらっしゃる」 ふふ、と微笑む。 猫街の隅の隅のほう、香り立つとびきりの珈琲豆。宇宙猫とも放浪猫とも噂されて…

思案ごと

軽さで選ぶか、容量で選ぶか。 携帯用バッテリーを選ぶとき、迷いがちだ。軽さを重視したものを持っているのだが、1.5回分しか充電できない。遠出をするときには、いささか心もとないのだ。 かと言って、泊まりがけでもないのに数台を持ち歩くのはどうだろう…

こさえる

たまたま、お昼時に帰宅が叶う。 買い置きを帰りしなに思い浮かべて、パズルのように組み合わせる。 トマト缶のストック、チキン、前日の残りの青菜とツナのおひたし。そうだ、簡単スパイスカレーにしよう。おひたしは水気が少ないから、サラダがわりに付け…

木枯らしが吹いた。 なんとなく、この間ドアから無理やり剥がしたものが影響してるのかとソワソワしたが、そうではなく本格的な冬の到来であるらしい。 たかだか扉一枚分の“冬の入り口”をどうこうしたからと言って、その地方一帯の天気予報になるほど大それ…

冬の入り口-3

へろへろと帰宅した。 冬の入り口は相変わらず見つからない。ほんの欠片を見つけては、誰にも知られぬよう空に返すくらいのもので、霜も手の冷たさもその時に一瞬味わうくらいである。 今夜はどうだろう、と若干身構えつつ、ドアの前に立つ。 街灯にキラキラ…