猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

シャワーを浴びせる

基礎化粧品を変えた。 フォローしている方(インフルエンサーではない)が、そのブランドを愛用しているのは認識していた。当然、フォロワーさんたちの間でも話題になっており、使用感も手にとるように伝わってくる。 価格も手頃で、現在使っているローショ…

倉庫

いわゆる「オンラインストレージ」を使っている。 一見すると倉庫のようだが、意外と軽く使いやすい。 いつの間にか数千枚にも膨れ上がった写真が、数時間でストレージにコピーされていく。もしも、スマホの中でうっかり消去してしまっても、ストレージ内の…

ただれた青空を見上げて

アイスにしようか かき氷にしようか あたしは今朝もずるく迷う 食欲はどこかにいって 戻ってきそうにないけれど この暑さだから初夏のかみさまも ちょっとはお許しくださるだろう バニラアイスにしようか 抹茶アイスにしようか キンキンに冷えた部屋から た…

昨日の昨日のまた昨日の遠い遠い日々だけを

どうしても どうしても何かと誰かと比べたがる それならばいっそ 自分自身の積み重ねてきた昨日の昨日のまた昨日の 遠い遠い日々だけを比べる対象にすればいい 他者の物語に入り込んであれやこれやしないために それで落ち込んだり喜んだりするうちに 「おや…

いい天気ねえと笑っている

ほら そこにツクシが群れているでしょう 3階だというのに胸までのりだすものだから 慌てて服の裾を掴んだ こちらを向くと あなたも見てご覧なさい すすっと回りこんで ぐいぐい背中を押してくる あらあら 空に犬がきているのね 迎えにきたのかしらねえ 雨な…

詩人さんはこっそり願う

しみひとつない心が欲しいと 誰かが言う しわひとつない心が欲しいと 違う誰かが言う 広い心が欲しいと きみが言う 悪意などこれっぽっちも育たない そんな心が持てればと 詩人さんはこっそり願う ランキング参加中詩

jumper dress

比較的、体型や年齢や季節を選ばない。 そう信じている。 幼い頃からジャンパースカートが好きだった。 まだ、洋裁をするくらい気力も体力もあった母が、足踏みミシンで作ってくれた。すとん、と頭からかぶる。どんなシャツやブラウスと合わせても、決してケ…

やさしさ探し

初夏にひとすじ たれこめた春忘れ 手渡しもせず受けとりもせず 愛を知らぬまま旅をする 初夏にひとふり ざわめいた春忘れ 振り返らず見据えもせず やさしさ探しの旅をする ランキング参加中詩

くいしんぼ

くいしんぼでいたい いつもいつの日も くいしんぼでいたい いつかもいつの日も つまみ食いの人生だって いいじゃないか それが命を作るのなら 終わりがさだめであるのなら ランキング参加中詩

便り

勘違いされても困るので 返事はしていない 頼られても助けられないから 返事は送っていない 泣かれても困るので 逢いに行かない もう 互いの手を離しても 歩いていけるから 便りは読まない ランキング参加中詩

てがみ

ジクジク痛む 安堵と不安の混ざった 塊が バッサリ切り落とされた 過去のすべては 申し訳なさそうに あたしを見上げてた ゆらゆら ゆらゆら 迷いと決断は 心算を切り刻む サラサラ サラサラ 愛と孤独が うちよせる場所にて ランキング参加中詩

現実行き夢経由

ふっと重くなる左側 ほわりあったかい左側 さっきまで話し込んでたのが 嘘みたいに 動かない電車は 現実行き夢経由 ふたつもみっつも荷物を抱え ふたり座り続けて 鮮やかで幸せで 夢の中では いつも ランキング参加中詩

見直し

防災ごとを見直す季節がやってきた。我が家では、だいたいこの時期に、というふうに決めている。 災害用のトイレは、条件に合ったものがすぐには買えなかったので、予約。梅雨入り前のタイミングで届きそうだ。手元にも少し残っているから、何か起こったとし…

自分(のサイズ)に合っているか否か

amebloには、相変わらずアカウントを置いているだけだ。 数本のブログの読者になっているため、アカウントぐらいはあったほうが便利だからである。 引っ越したのは、HTML編集が自由にできなくなった(エラーが出て記事を投稿できない)のと、広告なのかブロ…

意味ありげに綴る

ありがたいことに、 連休最終日の天候は良好で 外出予定は終わらせたので 時ならぬ大掃除としゃれこんだ と言っても一日で終わらぬので 5月中に(ある程度)スッキリ!を目指すことにする 年末は寒いし 気忙しいのだし 春から初夏にかけて気持ちがのんびりほ…

所在不明

愛は行方不明になり 光は所在不明となり 闇は証拠隠滅困難となり ヒトは死ぬまで 散らばりゆく宇宙を集め続けるのだ ランキング参加中詩

理由

いらなくなったのは いつ頃からだろうか 「好き」にも 「嫌い」にも ふっと風のようだ ふっと雲のようだ ふっと薫るように いらなくなったのは いつ頃からだろうか 「出会い」にも 「別れ」にも ランキング参加中詩

親または子

あなたをもっと 知りたいとは思わないのに あなたをもっと どうにかしたいと 愛でも憎でもない不毛を抱えている それがとてもキケンなことだと 頭でわかっているんだけど ランキング参加中詩

あたしはいつまでも怖がりで

アスファルトに5月がへばりつき 不機嫌にそれを避けた 踏めば何か変わるから 踏めばどこかへ滑って行けるけど あたしはいつまでも怖がりで アスファルトに5月がへばりつき 不機嫌にそれを避けた 拾えばまだ美しかろに 茶色くなるにまかせる あたしはいつまで…

散開

散るのを心待ちにしている 咲く、よりも 結実、よりも 確実に世界を埋め尽くすからだ 散ってしまえと 時に残酷なほど願う しがみつく、よりも 立ち枯れる、よりも 確実に星を満たすからだ 散ればいいのに、と 樹を見上げては 自分がその色に染まるのを わが…

推したい

www.amazon.co.jp 現在、拙著がAmazonで販売中(若干在庫があるようです)なのだが、それはともかく。 Mari Nisshimuraさん(にしまりちゃん)の宣伝は、それなりにしたいなぁ…という目論見もあり、blogを作り直してみたりカレンダーアプリに寄りかかってみ…

親子

なんだかちょいと癪で 知らないふりをするの どうしてだかあの人の好きと ワタクシの好きが こんなにも同じだということについて なんだかちょいと癪で 知らないことにするの どうしてだかあの人の道と ワタクシの道が こんなにも絡み合っているという事実に…