猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

せめてもの空を知る

人生は我慢大会地獄じゃないけど やりたい放題天国でもなくて 節度と突き抜けを交互に編みながら 逃げもせず嘆きもせず 笑えども泣けども この命に閉じ込められ せめてもの空を知る ランキング参加中詩

のんでみる

無理も道理も難題も 大嫌いなきみのことも とりあえず のんでみてそれから ランキング参加中詩

いつか並行世界で-2

いつか並行世界を生き抜いたあげく 微塵にされるのなら dare にも知らせないでおこう いつか並行世界を生き抜いたあげく 夢も奪われるのなら dare かの愛を少しだけ信じてみよう いつか並行世界を生き抜いたあげく 喰われるのなら それはあなたがいい ほかの…

どうでもいいことなんでもないことどうしようもないことどうとでもなること

どうでもいいことに涙して どうでもいいことに頭を抱え どうでもいいことに気もそぞろ だけどどれもあたしを作ってる成分 なんでもないことに笑い転げて なんでもないことが忘れられなくて なんでもないことがすご〜く大事で そしていくつか飛び立っていく …

服をシェアする

時々、母と服をシェアすることがある。 昔はサイズが違いすぎることもあって、互いの服を交換するなど考えられなかった。 現在は、相手のサイズが小さくなり自分も成長して大人の体型であるので、リクエストがあった時に買い物しやすくなった。 そう言えば、…

失せもの

わたしの欲しいものリストに いつもお前はいないんだねえ わがままも勝手きままも妬みも こんなに自由に育っているのに いつもお前は素通りしていくんだねえ 愛よ夢よ希望よ どこぞで落っことしてしまったんだかねえ ランキング参加中詩

旅光景

ランキング参加中詩

空飛ぶ詩人もどき-6

ともかく、歩きに歩いた。 地元の空港の何十倍もあろうかという規模の空港。国内線の端から端まで歩いたことになる。 空腹を覚えたので一口サイズのおこわいなりを買い求め、いただくことにした(おすすめ)。 空港には空弁というものが売られており、筆者も羽…

空飛ぶ詩人もどき-5

羽田空港行きの搭乗アナウンスに追われながら、慌ただしく買物した。 帰り道、荷物が増えることを気遣ってくれたのか、友人お手製のやや大きめなバッグの存在が殊更ありがたかった。 搭乗手続きが終わり機内でひと息ついていると、ここでも案内があり、羽田…

空飛ぶ詩人もどき-4

ところで、千秋公園の近くにあきた芸術劇場があり、愛称を「ミルハス」と言うそうだ。どんな意味かは、友人もよく知らないらしかった。 筆者も考え考え九州まで帰ってきたのだが、後日調べてフランス語のmille(1000)とハスの花を組み合わせた造語だとわか…

空飛ぶ詩人もどき-3

少し遅れはしたが、無事に秋田空港に到着。 友人と合流し、リムジンバスに乗り込む。秋田駅へ向かうのである。 このバスは、飛行機の到着が遅れても待っていてくれる。ありがたい 秋田に行く前、友人とそれぞれにリサーチをした。 食べたいものや行きたい場…

空飛ぶ詩人もどき-2

最寄りの空港まで直行バスが出ている。 幸い我が家からそう遠くないバス停なので、簡単に朝食を済ませて家を出た。 久しぶりに会う友人にお土産を…と空港の売店に直行したが、なんと開店前であった。 どうしたものかとウロウロしていたら、開店時刻になり店…

空飛ぶ詩人もどき-1

大切な友人(のうちの一人)に会うため、久しぶりに飛行機を乗り継いだ。 九州脱出の旅はおおよそ2年ぶりだろうか。 乗り継ぎの旅となると、もういつぶりなのか記憶もあやしい。 オンラインチェックインという新しいシステムを利用するのも、初めてだ。 筆…

あ・い・ま

自信と過信の合間を 脱兎のごとく駆け抜ける 時にどちらともつかなくなり 居心地悪く劣等感に涙する 自信と過信の合間を ゆらゆらと彷徨えば 時にどちらともつかなくなり 眩しすぎて目を逸らすのだ ランキング参加中詩

包泣

死にかけた感情が そこにあるのなら 忍んで泣くくらいはできるだろう すべて終わる前に一度くらいは ランキング参加中詩

テレビ

母の日には間に合わなかったが、珍しくリクエストをもらったので、中型テレビを探している。置き場所もサイズも限られているとは言え、あまりの選択肢の多さに早々にお手上げとなった 久しぶりに町の電気屋さんを訪ねた。 場所も佇まいもそのままで、ニコニ…

ただ虚しく

とびきりのニセモノで構わないなら それも家族 とびきりのアイジョウを語り尽くすなら それも家族 とびきりのヨロコビを説明するなんて 結局できなかったのに 母のひも父のひもただ 虚しくすぎていくのだ ランキング参加中詩

捌(は)けくちのその先は

愛と呼ばれるもの 温もりと称されるもの 光に見えるもの やさしい言葉の端々 ながれ流れてkagayki失い 流れながれて意味を失う 憎と呼ばれるもの 冷ややかと称されるもの 汚れに見えるもの さもしい単語の数々 指先ひとつで世界は澱み 目から耳からとめどな…

ベッドを買うなら

今の住まいに引っ越してきて、初めてちゃんとしたベッドを使い始めた。 マットレスは別売りで、圧縮タイプである(梱包をとき手順に従ってビニールを開けると元の姿に戻る)。 このマットレスを長く使うためには、数ヶ月おきに上下を入れ替えると良いらしい…

西日

西日に侵食され始めて 悲しいような夢見るような 心持ちになる 夏はめぐるはずなのに あなたに会える苦痛が消えない 春は去るはずなのに あなたと過ごした空白がうまらない 西日に侵食され始めて さびしいような覗き込むような 心持ちになる 時が滴り落ちる…

お気に入りの日焼け止め

日焼け止めが欠かせない季節になった。早朝の風は心地よいが、光は確実に夏へと向かっている。 何度か触れたが、筆者は超敏感肌である^^; 無添加化粧品の老舗とも言えるA社もF社も、いつしか合わなくなってしまった。 毎年、UV対策に悩む。 いっそのこと「服…

不思議

大きく壁一面に 44 とあった 幼い頃は迷宮のようで たまに隣の棟に入ってしまい (何しろほぼ同じ姿なのだ) 泣きながら自分の家を探した 数字が書かれた壁は 今でも恐ろしくて 営業で団地を通り抜ける日は 節目がちになる soshite yumede unasareru 何に…

ととのひ

誰かレト甘ゆるほどには 心の調ひたり 誰かレト憎むほどには 体力の追いつかぬなり 誰かレト愛するほどには 気力の乏しきなり ランキング参加中詩

やさしい単語だけを探し続けていても ぬくもりある言霊だけを見つけたとしても 潜む刃に敏感になるばかりで 眉ひとつ動かさず 傷つくことも傷つけることも上手くなる いつか 終わることも終わらせることも 同じくらい上手くなれるだろうか ランキング参加中詩

この道

この夜を明けて この朝を抜けて この道を辿る この命に飽きて この景色と別れて また夢を辿る この夢を明けて この朝を抜けて この命を辿る この道に飽きて この景色と別れて また夜を辿る ランキング参加中詩

習慣

遠回りは得意中の得意だ。すなわち、人生何かと迷いがちである。 買い物、旅の行き先、猫の呼び名、入会と退会。 猫の呼び名はともかく、他のことは割と思い切れるようになった。 割と思い切れる≒割り切るではないが、いくらか思い切って命と歩くことを覚え…

生身ではない猫のいる暮らし

ひめくりカレンダーを買った。 年末でも年始でもないのに、見上げた壁が白すぎて困るから。 半分は本当で、あとの半分は。 要するに、それまで使っていたひめくりカレンダーがいいかげんくたびれてきたという、ありきたりな理由である。 ひめくりと言っても…

盗(とう)

ランキング参加中詩

ひなたの雪だるま

休みが続く。 途端にひなたの雪だるまのように、力が抜けるのを感じる。 誰のためでもなく、自分だけのために自分と居る。 たったの三日間だとしても、宝のような出来事に違いない。 部屋着ともパジャマともつかないようなゆるっとした服は、体の線をひろわ…

手放したり、片付けたり

あまりに暑い季節や寒い季節は、ほかのことを楽しむ。 となると、今のこの季節はちょうどいい。 旅、勉強、買い物、誰かに会う。 それから片付けもの。特に、たまりすぎた“紙のいろいろ”は、シュレッダー経由集積所行きとなるのだ。 実家の断捨離は粗方ゴー…