猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

泣き笑いしながら

すべては今日まで 割り切るもよし 未練を残すもよし 明日からは またいつものように 泣き笑いして歩いていく 誰といてもいなくても 誰に会っても会わなくても 時にはのんびり 時にせかせか 迷ったり躓いたりしながら 泣き笑いして歩いていこう すべては今日…

直してみる-2

リフォームが終了した。 これで、謎のエラー表示に悩んだり「ああっ、シャワーが水に」という悲喜劇からも解放される。 よかった 前日までに、工事の邪魔になりそうな家具を移動させたり、ガスや水道が止まっても一応は困らないようにしておいた。 当日、寝…

ライブ配信

熱狂は甘じょっぱい 熱情は甘酸っぱい 熱唱は清々しい イヤホンはもはや体の一部 そして 猫は膝の上 しゅわしゅわコーラに手を伸ばし 猫が驚かないぐらいの音量で いいぞ!!! また会いにいくぞぉ!!!!! と 小さく叫ぶ 最近の僕は そんな休日も悪くない…

私は愛を

私は愛を持て余す なんて幸せなことだろう 受けとるには この身も心もたよりなく 使いこなすには あまりに不器用で 私は愛を持て余す なんと理不尽なことだろう あなたに手渡すには 軽すぎて 色さえ淡いと嘆いてる 私は愛を持て余す なんて幸せなことだろう …

朝ごぱん

悲喜劇🍞

直してみる-1

目下、絶賛リフォーム中である 2〜3日で終了とのことではあるが、それは工期に限った話。 実際は、リフォーム箇所の確認に始まり、対面・非対面ともに打ち合わせがしばらく続く。 しかも窓口がいくつかに分かれているため、少しばかりややこしいことではあ…

心を診る猫の医者-21

星と星が口づけするように 出会うなら わたしたちはとっくに 滅びていたでしょう すっくと立つ命を 選びとることも叶わず ありふれた猫のままで 終わりをむかえたに違いありません 宇宙は多く存在するが 行ったり来たりは なかなか難しい あなたもよく知って…

希望

生きるとは、許すこと

生きるとは、許すこと 愛することを 憎むことを 肯定を 否定を 折り合いをつけることを 生きるとは、許すこと 華やぐ時を ひそやかな時を 夢みる時を 悲しむ時を 包み込むことを 生きるとは、許すこと 希望を持って 絶望に寄り添って 手に入れ 手ばなし 潔く…

試してみる

長年、ノンシリコンのシャンプーを使っている。 自然由来の香りもお気に入りだ。 ところが、最近になって、筆者の髪質が変化したのか、シャンプーの成分配合が変わったからなのか、たまに痒くなってしまう。 どうしたものか、と思っていた時、たまたま藍につ…

自分に宛てた手紙

時々 あなたのことが嫌いになります だけど 大嫌いではありません 誰よりも長いつきあいなのだから そのくらいがちょうどいい たまに ちっとも許せないし 時には ずるい奴だと 呆れかえっています あなたのことを 愛してる 心から大好き なんてことは一生か…

見送り

いつまでも聴いていたくなります

ひと

人 ひとひらの喜び 人 ひとり歩み 人 空あおぎ 人 息をつく 人 倒るるも 人 つかみとり 人 何度も咲き 人 春をいく RF素材

落花流水のごと

落花流水のごと 空おちるとも 時にゆだねば いのち色褪せず

終わりを思う

始まったものは、終わる。 生物も静物も。 受け継がれるものもある。 繰り返しもある。 それでも、いつか終わりを迎える。 終わらない歌を歌いたい。 終わらない命を生きたい。 色あせない絵をいつまでも眺めていたい。 宇宙の膨張など忘れてしまいたい。 そ…

濾過

例え不器用に 言葉ぶつけあっても 心はいつか濾過してくれるから 疑い始めればキリないし 信じることをやめるのは 簡単すぎて拍子抜けするほど だけど 例え不器用に 言葉ぶつけあっても 心がいつか濾過してくれるなら 少しは踏み締めて歩けるかもしれない 昨…

花影

心狭しと言うならば言え

はしたない と みっともない は この空間ではきっと 死語の部類に入るのだ 尖った単語を自在に繰り出す技術を 半ば感心して眺めつつ そういうことにしている いずれそれらは「技術」の持ち主を 粉々にする 数えきれぬほど見てきたから 心狭しと言われようが …

わたしは、きみを見つけ きみは、わたしを探す わたしは、きみに笑いかけ きみは、わたしの姿を探す わたしは、きみに手をふり きみは、首をかしげてる わたしは、きみを呼んだ きみは、誰かと楽しげだ 泣きながら目覚めて 笑いながら一日過ごす 例え宇宙に…

閉じこもる

片手にこんもりと やさしさや想いは それぐらいがちょうどいい はかれもしないのに さもわかったように君は言う 昨日と今日と “こんもり“の量は違うでしょ 抗議しかけた唇を 君が柔らかく塞ぐのも お約束だ 生きているんだもの 当たり前じゃない と 言いたげ…

それでもいいじゃないか

不安を口にするかわりに 2〜3粒涙をこぼす たいていのことは風が 運び去ってくれる こっそりインカメラで 笑顔を確かめれば いくらかマシな心持ちになって 歩いていくんだ 誰かに向けた 「ありがとう」も「ごめんね」も この世で最初に触れるのは 自分自身だ…

真実

後悔のそばから ありがとうとごめんねがこぼれて 相変わらずのぬかるんだ足元は 死ぬまで乾きそうもない 罪滅ぼしのように 音楽を愛し 花をいければ やさしい人と烙印を押された 傷つくそばから 愛と憎しみがこぼれて 相変わらずのぬかるんだ手元は 死ぬまで…

水温(ぬる)み

素晴らしき悩み

寝る直前に「お腹すいた」という日常のひとこま

入ってみる-3

clubhouseの熱狂や世情不安から少し距離をとりたくなった。 熱狂も不安要素も日々押し寄せてくるのだが ある夜、GOMA氏のroomタイトルに惹かれ入室した。 音楽は言霊以上のものを、凄まじく強くもたらすことがある。 久しぶりに少し泣き、それが引き金になっ…

言葉にできるのなら

言葉にできるのなら 培養しても育ちすぎはしない 孤独とはそんなものだ 純度の高い孤独ほど 誰からも名づけられることなく 命が壊れることで 忘れ去られるのだ 言葉に置き換えられるのなら 抱え込んでも育ちすぎはしない 孤独とはそんなものだ RF素材

背中

背中がいちばん ものを言うんだよ 幼いころ はあ、と「ため息猫背」になるたび 母に笑われた シャッキリしなさい! そう言われるよりよほど 骨身に染みた 大人になればなったで しっかりしなくちゃ、と 自分の頬を叩きたくなる日もおとずれるが ふぅ、と深く…

受け止めて、歩む

その時はうろたえても やがては状況に慣れ 酷くあれやこれやが低下した時ですら まあ しかたないですね と受け止め続けている 禍にあっては 「しかたない」ではすまないことだらけで 空気清浄機の前で深く呼吸しては 心身を清めたつもりになっていた 自らの…