猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

受け止めて、歩む

その時はうろたえても

やがては状況に慣れ

酷くあれやこれやが低下した時ですら

 

まあ

しかたないですね

 

と受け止め続けている

 

禍にあっては

「しかたない」ではすまないことだらけで

空気清浄機の前で深く呼吸しては

心身を清めたつもりになっていた

 

自らの時を失う日が来れば

痛みも意味もなくなる

そうは言ってもまだ

時に閉ざされるしかないので

苦笑しながら歩むのである

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イラスト:伊藤乃吏子さん