猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

閉じこもる

片手にこんもりと

やさしさや想いは

それぐらいがちょうどいい

 

はかれもしないのに

さもわかったように君は言う

 

昨日と今日と

“こんもり“の量は違うでしょ

 

抗議しかけた唇を

君が柔らかく塞ぐのも

お約束だ

 

生きているんだもの

当たり前じゃない

言いたげに

 

じゃれてじゃれられ

触れ合いはもはや懐かしい

体温のない会話が終われば

この宇宙に閉じこもるだけだ

 

誰も彼も何もかも

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