はしたない
と
みっともない
は
この空間ではきっと
死語の部類に入るのだ
尖った単語を自在に繰り出す技術を
半ば感心して眺めつつ
そういうことにしている
いずれそれらは「技術」の持ち主を
粉々にする
数えきれぬほど見てきたから
心狭しと言われようが
黙すに限るのである
はしたなく
みっともない
どんなに確信があっても
この空間ではきっと
死語の部類に入るのだ
わがままに
誰かを傷つければ傷つけるほど
「それ」を繰り出した持ち主を
静かに破滅へ導くのだ