猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

心狭しと言うならば言え

はしたない

みっともない

この空間ではきっと

死語の部類に入るのだ

 

尖った単語を自在に繰り出す技術を

半ば感心して眺めつつ

そういうことにしている

 

いずれそれらは「技術」の持ち主を

粉々にする

数えきれぬほど見てきたから

心狭しと言われようが

黙すに限るのである

 

はしたなく

みっともない

どんなに確信があっても

この空間ではきっと

死語の部類に入るのだ

 

わがままに

誰かを傷つければ傷つけるほど

「それ」を繰り出した持ち主を

静かに破滅へ導くのだ

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