猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

軽々とひとり

こびりついた憎悪の滓を

丁寧にこそげて

心の底に隠しておきます

 

それでほとんど

昇華するか浄化されるか

でなくとも

納得や割り切りなんてことで

片付くのでございますが

たまに微量の種のようなものが

すこぉし染み出しましてね

 

誰かのせいにして

悶々と枕を抱えてしまう

そんな日も「ああまたか」なんて

軽々と過ごしたいものでございますねえ