猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

Diary〜架空ごと〜

小さな小さな本当に小さな

かの生物(?)が

人らを翻弄している

 

いわれのないデマが渦巻き

いわれのない絶望を育み

増殖と根絶を繰り返す

宇宙の歴史の一瞬は

まるで永遠に落ち続ける雫だ

 

誰かを思って歌うことも

誰かを想って泣くことも

誰かと触れ合うことも

すっかり禁じられた星の上で

それでも

明日を願って愚かに生きる

未来を信じてしたたかに笑っている

 

この上なく哀しく

この上なく愛しいと

叫び続けながら