2020-08-24 薄情な部屋 詩人は嘘をつく 休みを消化するたび 薄情な部屋が置き去りになる しがみついた夢は剥き出しのまま あたしは見えない涙にくれる 思いは過去と変わらずとも 体は次第にあちらへ近づいていき 命が小休止するのなら 眠りは今夜も訪れぬ 愛を消化するたび 薄情な部屋が置き去りになる 怠惰な夢は剥き出しのまま あたしはシーツを握りしめる