猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

春なんてこない

春なんてこない

くるはずもない

桜が舞っても

ソーダ水が喉を潤しても


春なんてこない

くるはずもない

きみと歩いた愛しい日々は

調子外れな循環と音律でしかなかったけれど


春なんて知らない

くるはずもない


きみはもうどこにもいない