猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

桜のかけら

朝の寒さが懐かしくなって

うんと早起きして公園の桜の木に会いに行きました


花見酒の酔いもさめ

花筏も終わり

夢に染まった祭りもお開き

つやつやの葉が月明かりに揺れています


少し寝ぼけた体をほぐして

だあれもいない道を戻ってきました

襟元がくすぐったくて玄関先で上着をバサバサ


桜のかけらがこぼれて

初恋の人がほんのり浮かんだのでした


今日もいい天気になりそうです