かちんかちんの店で買ってきた
かちんかちんのおしまいのミルク
栗の木べらでやさしくやさしく
混ぜました
膜がはる少し手前で火を止めて
それから少し考えて
きみが教えてくれたあのカフェの
緋色の豆を挽きました
とっておきのcafé au laitを淹れるために
星が壊れかけていても
猫たちのように宇宙(そら)を渡ることもできず
結局は
悲しみと混乱を時々手紙のように書きとめて
あとは
日課の散歩ができる幸せをかみしめながら
ここで生きているのです
かちんかちんの店で買ってきた
かちんかちんのおしまいのミルク
栗の木べらでやさしくやさしく
混ぜました
膜がはる少し手前で火を止めて
それから少し考えて
きみが教えてくれたあのカフェの
緋色の豆を挽きました
とっておきのcafé au laitを淹れるために
星が壊れかけていても
猫たちのように宇宙(そら)を渡ることもできず
結局は
悲しみと混乱を時々手紙のように書きとめて
あとは
日課の散歩ができる幸せをかみしめながら
ここで生きているのです