猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

そしてにっこり笑うこと

鼻歌のように

みことばも聖なる奏でも

近しい存在だった


おはようの挨拶のように

“みくにのきたらんことを”

舌足らずに呟いた


心のそこから

だれかの幸せだけを思うのは

むずかしいのだけど


切なく理屈っぽくてもいいから

時々思いだすこと

空をあきらめないこと

命を抱きしめること


そして

にっこり笑うこと