猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

「好き」の濃度

「好きなこと」は

たくさんでも

たったひとつでも

増えても減ってもいい


昨日と同じ空が

二度と訪れないように

「好き」の色は刻々と変わっていく


布を染めるように

濃淡があらわれ

あなただけの

あたしだけの

「好き」が彩られていく


だいじなのは

それもあり!と受けとめること


一途は嘘じゃない

大好きは嘘じゃない

だけど

そればっかりじゃない


だいじなのは

しかめっ面を

いつまでも続けないこと


許さん!


そう叫びたくなったら

それは

もしかしたら迷路にはまってるだけかも

しれないってことに

早く気づくこと


あなたそのものではなく

あたしそのものではなく

あなたの

あたしの

外にあることだから


あなたもあたしも

自由でいい

「好き」というたくさんの想いに

もっと自由でいい


自由でいても

いい