猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

ふたり

鈴のおとが聴こえました


頭の後ろから

足の裏から

鼻の奥から

舌の根元から


歌が聴こえました


つないだ指から

耳たぶの熱に混ざって

胸の間を

滴るように


涙が流れました


寄り添う背中を

今日は信じていたいと

かみさまに約束したくなったからです