このところ月曜の朝は
ぼくにとって始まりではないのだけど
かすかに心がどんよりする
ユウウツにならない理由と場所を
探すくせは昔からだ
ともだちがいた頃もいなかった頃も
空をかきむしるような絶望に凍えながら
ぼくはランドセルにすがりついてた
居場所を探すのが得意なやつらの
標的にならないように
外側だけはなんでもない風を装った
ランドセルのことを忘れた頃
ぼくはささやかな居場所を見つけたけれど
無理して探すことないって
気がついたんだ
誰といてもいなくても
ぼくのいる場所が居場所なのだから