2016-03-17 洞窟 仮想現実 誰かの後悔が ぽとりと首からもげている そうか 前を向けたのか 少し行くと 今度は 誰かの嫉妬が ゆらゆらたちのぼる 横目で見やって 寂しくなった 少し行くとやがて そっけないひとことの向こうに やわらかな想いが キラキラたまり続けていて 通り過ぎながら 嘘といっしょにもぎとった