誰かの後悔が ぽとりと首からもげている そうか 前を向けたのか 少し行くと 今度は 誰かの嫉妬が ゆらゆらたちのぼる 横目で見やって 寂しくなった 少し行くとやがて そっけないひとことの向こうに やわらかな想いが キラキラたまり続けていて 通り過ぎながら…
あわせた胸元に月がかかる なつかしい孤独をたしかめるように おぼろな果てを追いかけ続けた ふたりの水がめは空ろなままで ところどころが欠けていた しまい忘れたやさしさを 悲しみが貫いていく ありきたりな甘さを おぼろに漂わせながら あわせた胸元に月…
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