猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

悪口

ふつり、と心の糸が切れ

あたしは魂だけになる

 

流れる理由も

陥る理由も

あからさまに

わけなく醜くなっていく

 

衣擦れは耳障りで

あたしはもう手放したの

人生は調子っぱずれ

あたしはいつか手放したの

 

あたしでいようと決めた

あの日に

 

ふつり、と身体の糸が切れ

あたしは魂だけになる

 

流れる理由も

陥る理由も

あからさまに

わけなく醜くなっていく

 

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