猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

紡ぎ続ける人

ドロドロした塊のいくつかを

掬っては

その辺にほうっておく

 

悪意やら善意やら

そのどちらともつかないもの

希望と後悔

いつもどちらかが上回る

理不尽と納得

これらもまた繰り返しだ

 

そのうち

なんだかまとまったりととのったり

捨てたり削りとったり

人の目に触れるのはずいぶんと先になるのだが

 

変わり映えのない時を紡ぎ続けている