猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

滴り落ちるもの

鼓動擦り傷常套句

奏で蜂蜜眠る猫

されど季節は曖昧に

夏と冬とを繰り返す

 

雨も雪も見分けやすく

予報もずいぶん簡素になって

幼き頃とは段違い

 

鼓動擦り傷常套句

奏で蜂蜜眠る猫

されど季節は確実に

激夏厳冬繰り返す