猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

そう簡単に、それでも運ぶ

朝からコーヒーこぼしかけ

トマトのシチューでシミになり

ミルクを忘れた昨日の買い物

哀れ転がるバタートースト

 

そう簡単に平常心は育たない

そうやすやすと愛は満ちず

そう毎日を器用に回せはしない

 

それでも星は我らを運ぶ

どこかしらの終着駅へと