猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

破片

器からあふれるほど

注ぎ入れるか

あるいはたっぷりと重たい荷物として

手渡してくれるものだから

抱え切れずにとり落としてしまう、愛を、幸せを

 

だからいつも深い場所まで潜っていって

探し回るしかないのだ

 

それを不幸と呼ぶのだと、あなたは笑う

あたしの破片を拾いながら