2019-11-21 散乱 ふたり 私はあなたを見つけられず 風を弄んでいた あなたは私を見つけられず 時を置き忘れていた まるで 履き慣れない靴のようだと 苦い顔して振り返りもせず ふたりはそのまま 出会うことなく 光と影の混ざった木陰 さびしいと 可笑しいは つながってることに 気づいたばかりだ