猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

シラズシラズ

否定と後悔に囲まれ

わずかな未来を無理やり永遠と呼んだ

嘘は嘘を生み出して

知らず知らず心身を蝕んだ

 

時が解決できること

時が解決できぬこと

幼い頃から気づいては傷ついて

うちなる子どもを起こさぬすべばかり

上手くなる

 

「それでもいいよ」と君は去り

「もういいよ」と君は笑い

「まあいいよ」とあたしが泣く

 

否定と侮蔑に囲まれ

わずかな希望を無理やり幸せと呼んだ

嘘は嘘を生み出して

知らず知らず大人になった