猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

最高の思い出と最悪の感情

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最高の思い出と

最悪の感情がないまぜに

ぼくを引き裂く朝は

とため息ついてみる

 

トースト焼いて

コーヒー淹れれば

猫が遠くでお腹を見せる

 

最高の感覚と

最悪の感情がないまぜに

ぼくを引き裂く朝は

と笑い声たてる

 

忘れかけたきみの名前も

覚えかけの新しい習慣も

ないまぜに

ぼくを染め上げていく