2019-04-17 傷 日常光景 誰かの傷には鈍感になりすぎて 自分の傷を得意げに数えあげる いつかは忘れてしまうのだから 混沌の風が今日も吹き続けているのだし もうどちらがどうかなどと 比べるのも無意味で 誰かの傷には鈍感になりすぎて 自分の傷を丹念に数えあげる 多いほど立派なのか ないのは罪なのか 誰も教えてくれない