猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

同じではいられないのですから

わたしは何人もいます

別人格だと噂されることもあります

同じように振る舞っても

冷たいねと言われたり

あったかいねと言われたり

太ったねえと

痩せたねえを

その日のうちに何度繰り返されたろう

 

わたしは何人もいます

別人格だと揶揄されることもあります

同じ言葉をかけたのに

あの日と違って今日は雨でした

たったそれだけで

大切な人を泣かせてしまったりもします

 

あなたは何人もいます

どんな人だかわからないなどと

あしらわれたりもします

同じ天気でも

相手がその朝何を食べたのか

あるいは寝坊して慌てふためいてるか

実は眠くてたまらないのを

隠している

そんなことだったりするので

悩みに沈むのは

あとにとっておきましょう

 

同じ1日が決してないように

誰しも毎日

同じではいられないのですから

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