猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

心のふた

あけたとたんにあふれたものと

あけたとたんに注がれるものが

全くのところ同じ熱量であれば

全くのところ同じ色合いであれば

だったらどんなに嬉しかろうか

 

一生分の涙と

一生分の笑いは

きっと同じ分量なのに

忘却と記憶が同じ量でないのは

今もって謎だ

 

あけたとたんにあふれたものと

あけたとたんに注がれるものが

全くのところ同じ熱量であれば

全くのところ同じ色合いであれば

だったらどんなによかろうか

だったらどんなに嬉しかろうか

 

 

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