猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

午前3時に呼ぶ声がして

午前3時に呼ぶ声がして

ねぼけまなこで鍵をあける

まだここが巣なのかと

舌打ちと苦笑いを行き来しながら

酔いつぶれた背中に

タオルケットをかけた

 

家族になるのも他人になるのも

些細なきっかけなのだと

ねぼけまなこで布団にもぐる

やがて

努力をあきらめ

感情を追い出し

ふたりはバラバラになっていく

 

 

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