猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

孤独考-2

まずは

身をまかせてみなさい

受け入れなさい

そこに存在するものだとして

 

肝心なのは

蔑ろにしないことだ

慣れるまでは

無理やりに芽をつんだり

根っこを引き抜いたりせず

むしろ育つのを楽しむぐらいで

いなさい

 

やがて花が咲き

香りを撒き散らす

それでも

いつかはあなたの養分となるのだ

 

宿主はあなたであって

孤独の側ではないのだから

それを忘れずに

決して忘れずに

 

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