猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

傷つけあうかわりに

「あなたはやさしいから」

「なんだか冷たいのねえ」

 

同じ人からぶつけられる

感情、なのだろうか

記憶、だろうか

 

あなたに似たのよ、とは言えず

はいはい、と笑う

 

今が満たされるのなら

どこかに優しい嘘が混じっても

許されるだろうか

 

傷つけあうかわりに