2023-08-04 塊 詩 散文詩 日常光景 遠く渦を巻く塊が 嵐を伴い近づいてくる 過ぎる頃 どことなく朝夕の涼を感じるものだが なぜか 遠く渦を巻く塊は いつまでもいつまでも 同じ場所にとどまって ぐるぐる回り続けている 南の熱く湿った風だけを 律儀に運んでくれるものだから うっすら曇って蒸し暑い 夏は永くひたすら永く 秋は駆け抜けていくだろう ランキング参加中詩