猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

斯くして僕は

小さな検索窓や

流れ続ける文字の川に

否応なくさらされ続ける

日々である

 

仕事上

日常的

半ば必要不可欠に近いぐらいの

付き合いではあるが

 

想像力も創造力も萎えそうで

僕はたまにラジオ以外のアプリを

「片付け」る

 

通知はストップ

電話は留守電

LINEに至っては既読スルーを決め込むのだ

 

余程の急用がある人間は

なんらかの方法で連絡してくるだろう

 

斯くして僕は

わざと行方知れずになった状態で

ほくそ笑んでいるのである

 

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ある日の筆者の実際のスマホ画面(猫はMari Nishimuraさん作立体アート)