猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

「ありえないから!!!」

ひとりと孤独が

結びつかないことを

父も母も

 

 

ありえないから!!!

 

 

顔をトマトみたいに染めて

全否定してましたっけ

 

人と違うことをよしとしない風潮は

今より強かった頃だし

人の群れからはみ出しがちな娘を

一方では心配していたのでしょうけども

いわゆる反抗期は

“ふつうのこ”より早くきて長引いた

 

もっとも

“ふつうのこ”は幻想で

誰にだって

“それぞれの思いごとやら悩みごとやら”が

ずっしりたっぷりのしかかる

そんな時間があるのだと

理解できるようになり久しいけれども

 

 

ありえないから!!!

 

 

たまに夢の中で誰かが叫んでるのを

いいかげん大人になった今も

聞かないわけじゃないんですよ

困ったものだ

 

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