猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

いつかの話

してもしなくても、という自由意志。

したいけれどできない、するつもりはない、というそれぞれの事情。

 

筆者自身は病院や施設を訪ねることが多いため、する派。

実家の人たちは長らくしない派だったが、今はする派。母など「生まれて初めてインフルエンザの予防接種を受けたのよ💉」と、連絡してきた。

すぐ眠くなったり倦怠感に襲われる娘と違って、たいした副反応も起こさなかったようだ。

 

そういうところ、だけは素直に羨ましい。

 

失わないと気がつけないもの。

失うことがわかっていること。

失ってもなお残るもの。

失われても気にもとめないでいること。

 

バランスよくいたい。

バランスが崩れていくのを眺めるしかできない。

 

夕暮れは早まるばかり。

時の巡りも、また。