猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

はみだした夢

はみだした夢を

片付けもせず

今朝もぼんやりと眺めてる

 

泡の如く

消えればよいものを

厭わずはみだし続けるのだ

 

丁寧に

夢に気づかれぬよう

あの入口からこちらへ

そんな術(すべ)まで身につけたのに

少しずつ何かが削られていく

 

はみだした夢を

片付けもせず

今朝もぼんやりと眺めてる

 

泡の如く

消えればよいものを

こちらへはみだし続けるのだ

 

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