猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

どこにも

泣く風と折り合いをつけても

心が寒い

それでも「禍」の前よりましになったろうか

 

差し引いても割り引いても

少なく見積もっても控えめに見ても

どこかには幸せの種が転がっていて

水を光をとわたしを促すのだ

 

育てる準備はできている

受け入れる器がないだけだ

世界のどこにも

 

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