猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

音律も拍動も届かない場所

音律も拍動も届かない場所なら

あるいは

 

あまりの暑さとあまりの悲哀に

なんだか

そんなことを夢想する

 

遠くて美しいものは

世の中あふれかえっているけど

触れるほど身近になれば

すっかり慣れ親しんでしまうのだ

 

音律も拍動も届かない場所なら

あるいは

 

孤独を知りたくてもがいているなど

あなたに想像つくのかね

そんなことを呟いてみる