猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

あたしの中の群衆

あぶくですら宿命だとするなら

いっそ生まれる前の

そのまたずっと前の

はるか昨日へ

思いすら存在しなかったあの時にまで

 

息をつきたい

だけどあたしの中の群衆が

そうさせない

 

微笑みたい

だけどあたしの中の群衆が

そうさせない

 

許したい

だけどお前なんぞ滅びえてしまえと

あたしはあたしに突きつける

 

雫すら

宿命だとするなら

いっそ生まれる前の

そのまたずっと前の

はるか昨日へ

思いすら存在しなかったあの時にまで