2024-03-23 コーヒーと毛糸と花 詩 童話詩 猫街暮らし 日常光景 冬物の引き出しをひっかき回し 慌ててセーターに着替える 季節が丁寧に丁寧に足踏みを繰り返すから 猫街も幾分白っぽい風が吹く それでも約束は約束だ 無理しなくてもいいんですよ、 あなたは私たちと違って 人みたいなものだから 珍しく電話をくれた猫そっくりの店主に 感謝を伝えつつも、やはり心が騒ぐのだ 花が咲くのとあたたかな飲み物がよく似合う marchéを目指す コーヒーと毛糸と花が並ぶのは 今日だけなんだから ランキング参加中詩