2021-10-06 雨の狭間 風の狭間 散文詩 祈り 雨の狭間に風の狭間に あなたの声を探さなくなる未来を 「我がもの」と寄り添えるだろうか もはや忘却は 知恵でも智恵でもないとすれば かみさまから愛とともに贈られた ギフトであるならば もがき続ける日々の 救いにもなろう 雨の狭間も風の狭間も あなたの声も忘れた未来に 「これぞ我がもの」と寄り添えるだろうか