猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

雨の狭間 風の狭間

雨の狭間に風の狭間に

あなたの声を探さなくなる未来を

「我がもの」と寄り添えるだろうか

 

もはや忘却は

知恵でも智恵でもないとすれば

かみさまから愛とともに贈られた

ギフトであるならば

 

もがき続ける日々の

救いにもなろう

 

雨の狭間も風の狭間も

あなたの声も忘れた未来に

「これぞ我がもの」と寄り添えるだろうか

 

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