猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

雷雨の朝

天井の照明器具が

ぼんやりと蝕を纏う

寝違えた背中を気にしつつ

ゆっくり寝返りをうった

 

夢見が良かった分

目覚めは最悪だ

酒のせいか

慣れぬ恋のせいか

 

一足早く出掛けたらしい

相手の置き手紙に

気持ちが揺れる

雷雨の朝である

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