猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

2020-08-26から1日間の記事一覧

雷雨の朝

天井の照明器具が ぼんやりと蝕を纏う 寝違えた背中を気にしつつ ゆっくり寝返りをうった 夢見が良かった分 目覚めは最悪だ 酒のせいか 慣れぬ恋のせいか 一足早く出掛けたらしい 相手の置き手紙に 気持ちが揺れる 雷雨の朝である