猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

乳白インクを夜に浮かべて

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乳白インクを夜に浮かべて

あたしは猫をさそいだす

待ってましたと伸びをして

灰色毛玉が喉鳴らす

 

春は浅く風は甘く

猫の足でも

時の速さに追いつかない

 

乳白インクを夜に浮かべて

あたしは猫をさそいだす

待ってましたと伸びをして

灰色毛玉が喉鳴らす