猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

水が近くて

風が吹いて

あなたはそこにいなかった

風が吹いて

わたしはそこにいなかった

 

雷が鳴って

あなたはどこかに隠れてた

雷が鳴って

わたしはおろおろした

 

水が近くて

あなたは「星が壊れそうだね」と言った

水が近くて

わたしは背中の毛を逆立てた