小さな小さなワークショップ
今回もあっという間に
おしまいの時刻になりました
猫の子どもらも
人の子どもらも
またね!
と帰って行ったので
詩人屋さんも店主も
ゆっくりお茶を飲んでいます
始まったばかりの時は
終わりが見えなくて
終わりが見える頃には
始まったことすら忘れているのよね
恋なんて特にそうだったわ
“そんなものです”
詩人屋さんに短くそう答えると
猫そっくりの店主はほんの少し
しっぽをふくらませました
ついさきほど
小さな小さな星が燃え尽きたと
宇宙猫に教えてもらったばかりでした