猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

体内のずるい蛇

夜をひとつ飲み干すたびに

体内のずるい蛇は喜び叫ぶ


これでまた後回しになった

やるべきことも

会うべき人も

別れすらひと思いに遠ざけた

よくやった


夜をひとつ飲み干すたびに

体内のずるい蛇は喜び叫ぶ


これでまた消えていった

勇気も夢も可能性も

自分すらひと思いに遠ざけた

よくやった