窪みでの生活を
不幸だとも悲しいとも思わなかったが
二つ足の猫と恋に落ちたものだから
やっぱり
そのままそこで暮らすのは難しかった
仲間はさびしがっていたが
雨の日に毛糸屋で会う楽しみができたと
快く送り出してくれた
窪みを捨て
“そうさねえ”の口癖も捨て
三つある目をひとつつぶり
猫でも人でもない命を生きる
それも悪くないのさ
ほほう
糸みたいな瞳になってるところをみると
まだまだ続きが聞きたいのかな
ありがたいねえ
友達ってのは
窪みでの生活を
不幸だとも悲しいとも思わなかったが
二つ足の猫と恋に落ちたものだから
やっぱり
そのままそこで暮らすのは難しかった
仲間はさびしがっていたが
雨の日に毛糸屋で会う楽しみができたと
快く送り出してくれた
窪みを捨て
“そうさねえ”の口癖も捨て
三つある目をひとつつぶり
猫でも人でもない命を生きる
それも悪くないのさ
ほほう
糸みたいな瞳になってるところをみると
まだまだ続きが聞きたいのかな
ありがたいねえ
友達ってのは